第28回 開催日

2024年47日(日)10:0015:30
(雨天決行)

終了いたしました

人形つかいパペさんにインタビュー!

第28回の今回も、ご出演いただく人形劇団の皆さまや関係者にアンケートを実施しました。

「どんなイベントなんだろう?」「どんなパフォーマーが出演するんだろう?」

HP・ブログをご覧くださっているみなさまと人形劇団さんとの新たな出会いになれば幸いです。

今回は、人形つかいパペさんの回答をインタビュー形式で掲載します!

 

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人形つかいパペさんについて教えてください!

映画やゲームのプロデューサーをやっていた頃、偶然、人形劇を観ました。子どもと大人が一緒に観られる表現に心がときめきました。ずっと映像をつくる仕事をしてきたからこそ、目の前で創られる生の世界に心奪われました。そこから様々な人形劇を観劇して、いつしか自分も舞台に立つようになりました。傀儡箱をくびから下げ、古くも新しく、小さいけれど壮大な人形劇をお届けします・・・・・・って言うと立派に聞こえますが、「へー!自分もマネしてやってみようかな!」って思えるような、世界一ハードルの低い人形劇かもしれません。なにせ元々裏方の人間ですから。お楽しみに!

 

最近「いいな〜、素敵だな〜」と思ったことを教えてください。

「コミュニティ人形劇」というジャンルを大学の先生とつくってみています。京都・桂の樫原というエリアに、弁天池という池がありまして。その伝承を地域のおじいちゃんに聴いて、子どもたちとお話をつくろう、というもの。ロケハンから、舞台づくり、そして人形を動かす2時間です。ブルーシートの上に模造紙を何枚か載せて、そのうちの一枚をくりぬいて、弁天池に見立てました。 その弁天池を中心に、絵を描いてもらったり、人形を動かしたりして、遊んでいきました。

やってよかったなぁ、と思えたのは、地域のおじいちゃんの話を3歳から12歳までの子どもたちが聴いてくれたことと、そのお父さん・お母さんたちがしっかりと耳を傾けてくれたこと。歴史を語り継いでいくことに、人形劇ができることってもっとあるな、と思えました。人形劇、やっぱり素敵だな〜。

 

あなたのヒーローは誰ですか?

パートナーです。自分一人では立ち向かえないことや、身体が動かなくなることがあったとき、パートナーの力に何度も助けられてきました。私の人形劇を初めて観てもらったのもパートナーでした。

 

さいごに、今回のフェス出演に関してメッセージをお願いします!

人形劇へ果てしない魅力を感じたことの一つに「震災」があります。東日本大震災の1ヶ月後、当時、アニメ制作会社に勤めていた私はボランティアで避難所を回りながら、子どもたちへアニメ上映をしていました。喜んでもらえたものの、「もっと、自分にできることがあるはずだ」とモヤモヤしていました。のちに人形劇と出会ったときに「これだ!」と思いました。完成された映像ではなく、いまここで演じる人形劇ならば、目の前の子どもたちの反応を感じながら、セリフや動きを変化させられるからです。人形劇を始めたときに、いつでもどこでもできる傀儡箱を用いようと決めたのも、避難所での経験が大きいです。何かあったら、どこへでも駆けつけられる表現に、今も可能性を感じ続けています。

 

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ありがとうございました!

なにわ人形芝居フェスは、阪神淡路大震災の翌年に、子どもたちの心が晴れやかになる明るい催しを提供したいという僧侶たちの思いからはじまりました。人形劇って、なんか、そういうパワーがありますよね。

いつでもどこでもできる「小さな人形劇」の大きな可能性、ぜひ間近で触れてみてください!👀🌟

 

人形つかいパペ 『箱から飛び出す小さな人形劇場』

④一心寺境内にて 11:30〜 / 14:15〜 の二回上演します!(上演時間約20分)

こちらの演目は無料でご覧いただけます。お見逃しのないように!

演目の詳細は 【こちら】 をクリックでご覧いただけます。

 

■人形つかいパペ ホームページ https://www.facebook.com/joe.sato.5