「白日の下で 2022年2月24日」
第26回では、ご出演いただく人形劇団の皆さまや関係者にアンケートを実施しました。 「どんなイベントなんだろう?」「どんなパフォーマーが出演するんだろう?」 HP・ブログをご覧くださっているみなさまと人形劇団さんとの新たな出会いになれば幸いです。 今回は、三千佛堂で特集展示をしてくださる造形作家・福永朝子さんの回答をインタビュー形式で掲載します!福永さんや作品について教えてください!
中学二年生の美術の授業で自由課題が出ました。何も描きたいものがない、花も風景も。その時何故か私はスケッチブックを抱え環状線に乗り天王寺で降りて通天閣の下にいました。通りすがりのおっちゃんに「あいりん地区は何処?」と聞くと「兄ちゃんついといで」と幸運なことに男子と間違われたまま無事たどり着きました。三角公園では野宿のおっちゃん達がたき火を囲んでいたのです。 心熱くして夢中でその姿をスケッチし、その夜一枚の水彩画に仕上げ提出しました。 今50年を経て本質的には成長していない自分がいます。表現の根っこが、そう「中二病」なのです。もう万人に好かれるものを創らなくていい、そのタガが外れた今、ますますその兆候が強くなっています。何をしている時が一番幸せですか?
お猫様のご機嫌伺い。
福永さんにテーマソングをつけるとするとなんですか?
Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜
理屈抜きでジャストフィットします。
さいごに、今回のフェス参加に関してメッセージをお願いします!
大阪は私が生まれて初めて人形劇に出会った場所です。小学六年頃、兄に連れられ森ノ宮青少年会館へ。その一室では学生と社会人が一緒に真剣かつ愉快に人形劇の稽古をしていました。
いつしか私も人形を持たされ蹴込みの中へ。今から55年程前のことです。折しもその頃関西で大きな人形劇フエステイバルがありました。御堂筋?を多くの人が人形を抱えてデモ、いやパレードをしていました。こんな変てこで魅力的な大人が世の中にいるんだ! という体験が、その後の私の人生を大きく決定したと言えます。
貴フエスが、次世代の方々の人生のスパイスとならんことを、祈ります。